名古屋市で住宅型有料老人ホーム、訪問介護、訪問看護、介護職員初任者研修や喀痰吸引等研修(一号研修)などの研修事業まで行なっているH&Nホールディングス

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2019.09.04

ズバッと一言

「基本」「原点」帰りなさい

何故、介護の現場は崩壊というものが起こるのか?

何故、すべきことをきちんと行わないのか?

 

どんなに人手が少なくてもケアに入るときは原則1人か2人である。よほどの重傷で無ければ2人介入は制度上認められません。

その中で行われるケアに人手不足は関係あるのでしょうか?

確かにトイレ誘導や食事介助など瞬間的に多くの人手を要することはあります。

しかし、通常のケアにおいてはその法則は成り立ちません。

人手が足りないと言うことで”清拭や口腔ケア”などができないということは無いのです。

 

1つ1つのケアが疎かにされると言うことは人手不足とは直接な因果関係はないと私は考えています。

もっと簡単に言うと

マンパワー不足と介護の質は比例しないということです。

 

介護の現場が崩壊すると「何故かこの介護の質が低下」します。何故なのでしょう?私には理解できません。

ケアというものを怠慢にしているとしか考えられません。

 

プライドとはどこに存在するのか。私たち専門職はその仕事の質こそがプライドなのではないでしょうか?

できていないことを「できていないといって」何が悪いのでしょうか?私は怒られて当然のことだと思います。

今の時代怒るとすぐにパワハラと言われます。

私も注意していてなかなかできませんが、静かに怒ればパワハラにはなりません。

最近のニュースでは教師が殴ったとか何だとかよく報道されますが、「殴った」という事実がなければどちらが悪いのか。

私は手を上げさせた方が手を上げた方より何倍も責任があると思います。

 

私はどちらかというと現場に関して放任主義です。任せるといった以上、あまり口を出したくはありません。

しかし、任せると言うことは「好きにしていい」ということではありません。

社会的にも会社的にも一定の秩序を持って、なおかつ私たちの期待に応える義務があります。

原則、「任せる」ということは

私がオーダーした「良い介護施設をつくる」ということをあなたの責任の下で最大限に努力をして作りなさいと言うことです。

だから管理職として任命された訳です。

 

管理職の判断で怠慢な職場を作っていいということでは断じてありません。

最近は勘違いしているの多いように思います。

 

介護職員個々も当然「きちんとしたケアをする」ということを労働契約しているのあって会社のオーダーの元に仕事をしているということを忘れてはなりません。

給与が滞納した場合にのみ「契約不履行」になるわけではありません。その反対もあるのです。

 

さらに当社の介護施設では「クレーム」というのが非常に少なく思います。これはいいことではありません。

預かってもらっているので言えないだけです。もしくは本人様が我慢をしていることも多くあります。

決して満足したことをすべて提供できている訳ではありませんし、できていたとしても介護施設の生活は基本的にいいものではありません。

 

その中で最善を尽くしてこそ感謝されるのではないでしょうか。

 

利用者入居してくれた利用者様や選んでくれたご家族様にもっと感謝すべきです。

ケアを任せてくれたおかげで私たちは「ご飯」が食べられるのです。

 

そのことがわかっていれば「1つ1つのケアが怠慢なろうはずがありません」

それこそが我々のプライドであることを忘れてはなりません。

 

当社の職員は今一度このことを考えて「原点」「基本」に帰りなさい。