H&Nホールディングスとグループ会社へ寄せられた質問やお問い合わせに今までお答えしてきた内容や、皆様に知って頂きたい情報やエピソードなどを公開しています。
介護情報(直近の10件を表示しています)
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【エピソード】 M.H.さん
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利用者Aさんが初めて施設にいらっしゃった頃は、声も出ないほどやつれて、座ることも上手くできない状態でした。
一か月が経ち、食事も徐々に摂れるようになり、カラダに肉も付いてきて、声が出るようになってきました。ですが、座ることは短時間しか保てず、昼間も食事と排泄以外は、ベッドで横になっていました。
ある時から、夜に大声を出したり、夜中に「娘を呼んで」と言ったり、昼間面会に来てくれた娘さんが帰るとすぐに「私は娘に会ってない」などと言われ、それが10分おき5分おき、やがては職員が部屋を出るとすぐにナースコールを押すようになり、夜間ずーっと大きな声を出し続け、我慢していた他の利用者さんからも苦情が出るまでになり、職員も対応に困っていました。
Aさんだけについているわけにもいかず、放ったらかしにされていると感じるようになったのでしょうか、食事の配膳時には、掌で何度もテーブルを強く叩いて職員を睨みつけたり、信頼関係が薄れていくように感じていました。
少し体力が回復されたように思いましたが、結局二カ月してお亡くなりになりました。
職場では終末期、看取りの講習会を開いたり、病気の事を学んだりして、今、どんな心理状態か?認知はどれくらい進んでいるか?カラダはどれだけ辛いか?少しでも理解しようとしましたが、実際には時間に追われるばかりで、何も分かってあげられなかったと後悔ばかりが残ります。
Aさんが亡くなられてから、ふと講習会のテキストを眺める時間ができ、ハッと思う事があります。
勉強したはずのことが生かされず、現場で対応する事の難しさを思い知らされました。
しかし、そういった経験を重ねて、今は利用者さんへの対応に活すことができていると実感しています。
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【エピソード】 Hさん
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特別養護老人ホームで、ペルパーになりたての新人だった私に、一人の利用者さんが言ってくれた一言が、今でも忘れられません。
『大変な仕事だけど、胸張って、堂々と頑張りなさい。
どんな仕事でも 辛いことはあるんだから、やり遂げなさい。』
この言葉を胸に、毎日頑張っています!
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【エピソード】 Kさん
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私が心に残ったエピソードは2年前、60代の女性との事です。
その利用者さんは、誰とも話をせず、いつもテレビの前でテレビを見ていました。声もうまく出せず、内向的でした。
そんな方に、私は毎日毎日来るたびに、一生懸命話しかけました。
半年くらい続けた時、その利用者さんが、私の名前や質問したことに対して、ゆっくり笑顔で答えてくれました。
そのとき、「気持ちは一生懸命に接すれば伝わるんだな!」と、感動しました。
介護の仕事に就けて、本当によかったと思いました。
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【エピソード】 A.N.さん
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入居当初、とても怖い感じで、無口で、亭主関白な男性を介護しました。
トイレもお風呂も嫌がられ、「殴るぞ!」と手を振り上げて脅かすような方でしたが、スタッフみんなで、その方の好きな事や話題を見つけて、声をかけ続けました。
入浴後に好きなビール(ノンアルコール)を出したり、他の男性利用者さんとも一緒に日常を過ごすうちに、とても穏やかな表情になり、洗濯物をたたむのを手伝ってくださったり、散歩もするようになって、笑顔も見られるようになりました。
ビールを飲んで、最高の笑顔で喜んで頂けたことがとても嬉しくて忘れられません。利用者さんに寄り添う事の大切さを学びました。
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【エピソード】 Iさん
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一度辞めたデイサービスに、もう一度働かせてもらえる事になり、「久しぶりに利用者さんに会える喜び」と、「勝手に辞めてしまったという後ろめたさ」、この両方がありました。
仕事の初日に「おかえり!」、「待ってました!」、「寂しかった!」など温かい言葉で迎え入れてもらえて、この場所に戻って来られて本当によかったと実感しました。
忘れている利用者さんもいましたが、必要としてくれている人もいるのかなと思うと、自分への励みにもなり、今も楽しく仕事が出来ていることに感謝しています。
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【エピソード】 M.T.さん
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高校生の時、ペルパー2級の資格を取りました。
その当時の実習先では、重度な方が少なく、認知症の方が多く、初めての体験だった私は、すごく戸惑いました。
そこでの印象に残っていることは、手をかまれたり、頭を叩かれたりと、驚くことがたくさんありました。
しかし「これは、食べ物じゃないよ」と上手に説明して理解してもらう事が大切だと思いました。
今は、アルバイトとして働いており、まだまだ未熟ですが、一生懸命生きている方と一緒に、一生懸命学んでいき、若いパワーを利用者の方に与えられたらと思いました!
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【エピソード】 K.Y.さん
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普段、あまり外に出る事のない方が、1年に1回、お花見やバラ園へ行った時に、心の底から「本当にありがとう。しあわせー」と言ってくれました。いつも以上の笑顔で、とても印象に残っています。
普段、集団生活で他人と暮らすことで、ストレスなどもたまると思いますが、その方を喫茶店に連れて行ったり、一緒におやつを作ったりと、今後も楽しく過ごせるようにお手伝いしていきたい!と、そんな目標が持てるようになりました。
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【エピソード】 T.Y.さん
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まったくの未経験の職場で働きだし、最初は何も分からないままでしたが、少しずつ利用者様の特徴や注意点などを理解していき、コミュニケーションも取れるようになり、仕事が出来ていく楽しみが増えていきました。
利用者様 何名かと愛知牧場へ行き、車イスを押しながら花で出来た迷路を探索したのは、想い出深いです。